実家にちょっと顔を出してきたついでに、棚の奥から懐かしいものを引っ張り出してきました。
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高校3年生の最後の頃、大学も決まってバイトに明け暮れていた頃に初めて自分で回路設計をして作ったFET式の再生式受信機です
これでグアムからの日本語放送、KTWRを聞いたときの感動を思い出したくて、ウチへ連れて帰ってきました
そそくさとアンテナをつないでスイッチを入れてみると、なんと38年前の9V電池・006Pはまだ生きてました。「サー」という軽いノイズが内蔵のスピーカーから聞こえます。さあ、と、ワクワクしながらバーニアダイヤルを回すと・・・何も聞こえん
ちょっと冷静になってから、原因を考えてみました。
・ます、ノイズが聞こえるので低周波回路は生きていそうです。
・となると怪しいのは再生検波のRF系が怪しい。
・特に一番怪しいのはプラグインコイル周りに違いない
このセットのプラグインコイルは4ピンなので、どの方向へでも挿せてしまえます。向きがまちがってるかな? と思い回路図とも見比べて確認しましたが、正しいみたい
でも、コイルの巻線をピンに半田付けした部分をよーく見てみると、あ、ハンダが外れてる
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これを組み立てた頃は30Wのちょっと大きめのハンダごてを使ってたはずなんですが、この有様
やっぱ高校生だよなー、なんて思いつつ、現在使用中の15Wでじっくりとやり直して、ついでに再生用のタップも外れていたので付け直して、再チェレンジ
スイッチを入れてみると、どうも不安定です。ちなみに内部の配線はこんな感じ
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これは汚い
そもそも小さなシャーシに無理やり突っ込みすぎです
それに、基板上の配線も雑
特に、基板からVRやバリコンなどへの配線の取り出し方がなっとらん
これじゃあ一どこかがショートしてもおかしくないし、変なところで結合して発振してしまいかねない
でも、こんなの全部直してたら(直したいですが)時間がいくらあっても足りない。とりあえず見なかったことにして元に戻して、特にコイル周りを慎重にコジコジと微妙に動かしながらダイヤルを回してたら、おーっと、聴こえてきた
再生レベルを調整する上側のVRを、発振直前にセットして慎重にバーニアダイヤルを回すと、放送が聴こえてきました
うーん、38年前はこんなに微妙な調整しなくても聴こえてたけどなあ・・・
それはたぶん、アンテナの差です。当時は実家の庭に10m級のワイアアンテナを貼ってましたからね。その威力で再生を効かせなくてもそこそこ聴こえたいたのでしょう。再生タップが外れていたのも、再生かけてると発振してうるさかったからでしょう
それがいまではゲインの小さな屋根裏ループなんで、再生を効かさないとちゃんと聴こえない
11,810kHzのKBSラジオ(旧称ラジオ韓国)が綺麗に聴こえています
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最新のFT-817と聴き比べ
右手でバーニアダイヤル、左手で再生VRを調整しながら受信するのは、思った以上に楽しい
ずっと聴いていたいくらいなんですが、とにかく不安定
セットをちょっと動かしただけであっというまに聴こえなくなっちゃう
それに、低い周波数では再生がかからない=何も受信できない
バーニアダイヤル自体の動きもちょっとおかしい、バリコンとの回転軸が合っていないのか、途中で回転が止まったりしてスムーズに回らない
うーん、これは根本的に直したいなあ
まず、もっとゆったりしたシャーシに組み替えたい。バリコンとバーニアダイヤルの機構も組み直して、コイル周りももっと安定させないと。
それに、コイルの替えも欲しいなあ。実はこれを作ったとき、ボビンももう1本買ってあったんだけど、ピン数を間違えて互換性がなく使えなかった、せっかくのプラグインコイルなのに差し替えできないというこの虚しさ プラグインコイルの意味ないじゃん
さてさて、どのように直していきましょうか・・・・これは長く楽しめそうです
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高校3年生の最後の頃、大学も決まってバイトに明け暮れていた頃に初めて自分で回路設計をして作ったFET式の再生式受信機です
これでグアムからの日本語放送、KTWRを聞いたときの感動を思い出したくて、ウチへ連れて帰ってきました
そそくさとアンテナをつないでスイッチを入れてみると、なんと38年前の9V電池・006Pはまだ生きてました。「サー」という軽いノイズが内蔵のスピーカーから聞こえます。さあ、と、ワクワクしながらバーニアダイヤルを回すと・・・何も聞こえん
ちょっと冷静になってから、原因を考えてみました。
・ます、ノイズが聞こえるので低周波回路は生きていそうです。
・となると怪しいのは再生検波のRF系が怪しい。
・特に一番怪しいのはプラグインコイル周りに違いない
このセットのプラグインコイルは4ピンなので、どの方向へでも挿せてしまえます。向きがまちがってるかな? と思い回路図とも見比べて確認しましたが、正しいみたい
でも、コイルの巻線をピンに半田付けした部分をよーく見てみると、あ、ハンダが外れてる
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これを組み立てた頃は30Wのちょっと大きめのハンダごてを使ってたはずなんですが、この有様
やっぱ高校生だよなー、なんて思いつつ、現在使用中の15Wでじっくりとやり直して、ついでに再生用のタップも外れていたので付け直して、再チェレンジ
スイッチを入れてみると、どうも不安定です。ちなみに内部の配線はこんな感じ
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これは汚い
そもそも小さなシャーシに無理やり突っ込みすぎです
それに、基板上の配線も雑
特に、基板からVRやバリコンなどへの配線の取り出し方がなっとらん
これじゃあ一どこかがショートしてもおかしくないし、変なところで結合して発振してしまいかねない
でも、こんなの全部直してたら(直したいですが)時間がいくらあっても足りない。とりあえず見なかったことにして元に戻して、特にコイル周りを慎重にコジコジと微妙に動かしながらダイヤルを回してたら、おーっと、聴こえてきた
再生レベルを調整する上側のVRを、発振直前にセットして慎重にバーニアダイヤルを回すと、放送が聴こえてきました
うーん、38年前はこんなに微妙な調整しなくても聴こえてたけどなあ・・・
それはたぶん、アンテナの差です。当時は実家の庭に10m級のワイアアンテナを貼ってましたからね。その威力で再生を効かせなくてもそこそこ聴こえたいたのでしょう。再生タップが外れていたのも、再生かけてると発振してうるさかったからでしょう
それがいまではゲインの小さな屋根裏ループなんで、再生を効かさないとちゃんと聴こえない
11,810kHzのKBSラジオ(旧称ラジオ韓国)が綺麗に聴こえています
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最新のFT-817と聴き比べ
右手でバーニアダイヤル、左手で再生VRを調整しながら受信するのは、思った以上に楽しい
ずっと聴いていたいくらいなんですが、とにかく不安定
セットをちょっと動かしただけであっというまに聴こえなくなっちゃう
それに、低い周波数では再生がかからない=何も受信できない
バーニアダイヤル自体の動きもちょっとおかしい、バリコンとの回転軸が合っていないのか、途中で回転が止まったりしてスムーズに回らない
うーん、これは根本的に直したいなあ
まず、もっとゆったりしたシャーシに組み替えたい。バリコンとバーニアダイヤルの機構も組み直して、コイル周りももっと安定させないと。
それに、コイルの替えも欲しいなあ。実はこれを作ったとき、ボビンももう1本買ってあったんだけど、ピン数を間違えて互換性がなく使えなかった、せっかくのプラグインコイルなのに差し替えできないというこの虚しさ プラグインコイルの意味ないじゃん
さてさて、どのように直していきましょうか・・・・これは長く楽しめそうです